ウルグアイでマリファナの合法化案が下院で可決されました。
法案は、マリファナの生産、販売、加工、流通、全てを合法化するもので、上院で採決されるのは10月の見通し。上院で可決すれば、ウルグアイは世界初のマリファナ合法化国となる見込みです。同国では既にマリファナの利用は合法化されていましたが、生産、販売などは対象外でした。
マリファナの合法化は現ムヒカ政権が提案したもので、ムヒカ大統領自身も法案を支持する立場。下院での採決は、賛成50票、反対が46票。
保守派の反対派は中毒を助長するなどとして反発しているそうですが、ムヒカ政権ではマリファナを合法化する事により麻薬密売組織を弱体化し、気晴らしや医療目的などでマリファナを利用する一般の人たちの危険を政府管理下の市場を創ることにより減らす事が出来るとしています。
ウルグアイでの違法薬物の利用はマリファナが最も多く、密売人らの年間の売上は3000万ドルとも4000万ドル(およそ30億~40億円)とも言われており、合法化する事により、そうした犯罪組織の収入源を絶ち、犯罪者を制御したい考えだそうです。
マリファナは薬局で販売される予定で、購入するためには18歳上で個人情報を登録する必要があるという事です。
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